ゲーム屋でマイナーなRPGを探していたら手に入った『スペクトラルタワー』@780円。 あまり生気の無いパッケージに惹かれ買ってみました。 家に帰ってパッケージを開けてみると、やけに薄い説明書。 よっぽど操作が簡単なのか、それともクソゲーなのか 激しく後者のような気がしてならないのですが、とりあえずスイッチオン! 生気も正気も保てないような内容でした スペクトラルタワーのシステムから説明していきましょう。 最初に5桁から8桁の数字を入力し、その数字に応じてさまざまな職業が出てきます。 気に入った職業が出てきたらその職業で冒険を始めます。 ・・・とまあ、ここまではまともなのですが。 このゲームは基本的に『不思議なダンジョン』シリーズに似ています。 『不思議なダンジョン』は階段を降りていくのに対して、スペクトラルタワーは塔を上っていくのですが。 それぞれのフロアで『出口のカギ』を探し階段に行けば上のフロアへ行けます。 もちろん敵もいるのですが、接触しない限りは戦闘にならないので戦闘を避ける事が容易に出来ます。 特に謎解きや卑劣なトラップが無いので、 とにかくカギを探して階段を探すだけという超ルーティンワークを強いられます。 (適当に宝箱をあさることはできますが) これで敵との戦闘が楽しければいいのですが、戦闘はなんとサイコロ形式。 こちらの攻撃はサイコロによって、ダメージ1、ミス、クリティカル(どんな敵でも一撃)の3種類の判定に分かれます。 こっちの攻撃は結構外れるのですが、敵の攻撃は普通に攻撃してきて、ほぼよけられません。 これだけでも十分理不尽なのですが、戦闘中はアイテムを使えません。 戦闘後、たまにステータスが上がるのはうれしいのですが、気休め程度にしか上がらないため、 戦闘をする意義はほとんどありません。あートルネコやりてぇ・・・。 最初、10階建て、20階建て、100階建ての塔を選ぶ事になります。 しかしそもそも何のために塔に登るのか全く説明がありません。 とにかく黙って塔に登れというアイディアファクトリーの陰謀なのでしょうか? とりあえず私は10階建ての塔から挑戦し、20階建て、100階建てとオーソドックスな順にクリアしていったわけですが、 正直20階建ての塔を挑戦していることには飽きてました。(ボス以外とは戦わずに済むからほぼ死ぬ事ないし) それでもカギを探す→階段を探す→カギを探す→階段を探す→カギを探す→階段を探す・・・ 私は苦行僧か? 登っても登ってもまだ続く頂上への階段。上に行くほど広くなるフロアにイライラし 途中で何度スペクトラルタワーのROMを割りたくなったか分かりませんが、 とにかく気合で100階建ての塔までクリア。 や、やった・・・ついに私は登りきったぞ・・・!! 新たに1000階建ての『スペクトラルタワー』出現。 キチガイですかアイディアファクトリー? そういえば100階建ての塔の中にいた妖精が言ってたなあ この世界は『ジゴク』と呼ばれているって。 製作者はこのゲームの面白さについて考えた事があるのか、甚だ疑わしいですが まあいい。ここまで来たからには最後までクリアしてやるわ!! やめればいいのに、という心の声を無視してズンズン塔を上っていくマイキャラ。 途中でふと、『何故こんなゲームを続けているのだろう』という気になったのですが、 考えたら負けです。とにかく気力が続く限り登れ! アイテムを駆使し、 な、長き戦いであった・・・。 満を持して現れる10000階の塔。 私は黙ってリセットボタンを押しました・・・ |